『患者さん』と『患者様』について思う
13年前交通事故で入院していた病院に、またお世話になっている。
あの頃とは設備も一新しているが、
私が一番面食らったのは、自分の名前が「さん」ではなく「様」付けで呼ばれることだ。
私の感覚では「様」という言葉を使うと、両者の間に優劣・甲乙・上下関係が生まれる。
母は昔から「お医者様」という言い方をしている。
自分ではどうしようもない痛みを治してくださるということから、
ある意味神のように崇拝する存在であり、
よって自分の方が「様」と呼ばれることに違和感があるのだろう。
それならば、医者とはそんなに偉いのかという新たな疑問が生じる。
以前それに関して少しだけ話をしたことがある歯科医師は
「患者さんとは同じ目線で接したい。
痛みもそれをやわらげる治療も、患者さんと一緒に向き合いたい」
という理由から、『様』は付けないそうだ。
私も医療機関に勤める身としてそれも頷ける。
では、これが審美・美容を目的とする医療機関であればどうだろう。
私は事故後、顔に残った傷跡にレーザー治療が良いと聞き、
美容内科を訪れた。
そこで私は初めて病院という場所で「様」と呼ばれ、
妙に落ち着かない不思議な感じがしたことを覚えている。
そこはあの医療機関特有の消毒薬の臭いなど全くない、
エステサロンや美容室のような雰囲気だった。
経営側は、患者を「お客様」と見なしているのだろうか。
確かに訪れる目的に共通点はある。
だが私のように、あくまで「ケガの治療」のつもりで訪れる者にとっては、
そこは美容室でもエステサロンでもない、国家資格を有する医師・看護師のいる、れっきとした医療機関なのだ。
顔面3カ所縫うケガをした私が「お客様」と扱われるのは、あまり気分のいいものではなかった。
とはいえ、医療機関側にも言い分はあるだろう。
患者をいたわり、大切に思うから「様」を付けるということかもしれない。
繰り返すが、私も医療機関に勤める身として、それもまた頷ける考え方なのだ。
仮に私が顔のシミを消したいという目的で美容内科を訪れていたら、
「様」と呼ばれても違和感はなかったかもしれない。
「患者さん」と「患者様」。
今の私には、どちらがいいとも悪いとも言えない。
これについて語り合うような場が今後あれば、是非参加してみたいと思っている。
あの頃とは設備も一新しているが、
私が一番面食らったのは、自分の名前が「さん」ではなく「様」付けで呼ばれることだ。
私の感覚では「様」という言葉を使うと、両者の間に優劣・甲乙・上下関係が生まれる。
母は昔から「お医者様」という言い方をしている。
自分ではどうしようもない痛みを治してくださるということから、
ある意味神のように崇拝する存在であり、
よって自分の方が「様」と呼ばれることに違和感があるのだろう。
それならば、医者とはそんなに偉いのかという新たな疑問が生じる。
以前それに関して少しだけ話をしたことがある歯科医師は
「患者さんとは同じ目線で接したい。
痛みもそれをやわらげる治療も、患者さんと一緒に向き合いたい」
という理由から、『様』は付けないそうだ。
私も医療機関に勤める身としてそれも頷ける。
では、これが審美・美容を目的とする医療機関であればどうだろう。
私は事故後、顔に残った傷跡にレーザー治療が良いと聞き、
美容内科を訪れた。
そこで私は初めて病院という場所で「様」と呼ばれ、
妙に落ち着かない不思議な感じがしたことを覚えている。
そこはあの医療機関特有の消毒薬の臭いなど全くない、
エステサロンや美容室のような雰囲気だった。
経営側は、患者を「お客様」と見なしているのだろうか。
確かに訪れる目的に共通点はある。
だが私のように、あくまで「ケガの治療」のつもりで訪れる者にとっては、
そこは美容室でもエステサロンでもない、国家資格を有する医師・看護師のいる、れっきとした医療機関なのだ。
顔面3カ所縫うケガをした私が「お客様」と扱われるのは、あまり気分のいいものではなかった。
とはいえ、医療機関側にも言い分はあるだろう。
患者をいたわり、大切に思うから「様」を付けるということかもしれない。
繰り返すが、私も医療機関に勤める身として、それもまた頷ける考え方なのだ。
仮に私が顔のシミを消したいという目的で美容内科を訪れていたら、
「様」と呼ばれても違和感はなかったかもしれない。
「患者さん」と「患者様」。
今の私には、どちらがいいとも悪いとも言えない。
これについて語り合うような場が今後あれば、是非参加してみたいと思っている。
コメントの投稿
「様」より「さん」の方が…
患者が医者を選ぶ時代になっていますからね。でもおっしゃる通り、自分では治せない病気やケガの治療に行って、お医者さんにあまりへりくだられるのも…。医者ってやっぱりちょっと特別な仕事なのかなと思います。息子もしょっちゅうお世話になっているお医者さんは、我が家にとっては神様ですから(^^)
だからこそ、悪いことをするお医者さんは許せないと思ってしまいます。
だからこそ、悪いことをするお医者さんは許せないと思ってしまいます。
ヒロミさま
はい、私もね、お医者さんはある意味神様のようで、特別な職業だという認識があります。
私はよくも悪くも、何でも自分一人で解決しようとする傾向があります。そんな私でも、自分ではどうにも出来ない時お世話になるのはお医者様であること多いです。
額と頬がパックリ割れて、自分で縫い、その後の皮膚の再生など絶対に自分では不可能です。
また、家族が脳卒中で倒れても何も出来ません。
何とか命を救う為には、救急車を呼んで、お医者様の手に委ねる他ないのです。
「医者はそんなに偉いのか?」
私の答えはイエスです。
ですから、ヒロミさんのおっしゃる通り、悪いことをする医者は医者ではありません。
勤務先の歯科の先生に聞いたのですが、国家試験に合格して晴れて医師・歯科医師となった暁には、「薬物には一切手を出しません」という誓約書のようなものを一筆かかされるんですって。
違反したら即免許剥奪。
当然だと思います。
・・・なんか妙に力み過ぎたコメントになりましたが、懲りずにまた覗きに来てくださいませ(^^;
私はよくも悪くも、何でも自分一人で解決しようとする傾向があります。そんな私でも、自分ではどうにも出来ない時お世話になるのはお医者様であること多いです。
額と頬がパックリ割れて、自分で縫い、その後の皮膚の再生など絶対に自分では不可能です。
また、家族が脳卒中で倒れても何も出来ません。
何とか命を救う為には、救急車を呼んで、お医者様の手に委ねる他ないのです。
「医者はそんなに偉いのか?」
私の答えはイエスです。
ですから、ヒロミさんのおっしゃる通り、悪いことをする医者は医者ではありません。
勤務先の歯科の先生に聞いたのですが、国家試験に合格して晴れて医師・歯科医師となった暁には、「薬物には一切手を出しません」という誓約書のようなものを一筆かかされるんですって。
違反したら即免許剥奪。
当然だと思います。
・・・なんか妙に力み過ぎたコメントになりましたが、懲りずにまた覗きに来てくださいませ(^^;
わかる!
私も、病院で「様」はヤだなー
今のところ「様」で呼ばれたことはないけど
お母様が「お医者様」と呼ぶ気持ちはよーくわかる
両方が「様」だとすっごい遠い存在になっちゃいますよね。
でも、医師と看護師とは患者はもっと身近な存在でいたいと
思っていると思うんです。
信頼関係も欲しいから。
今のところ「様」で呼ばれたことはないけど
お母様が「お医者様」と呼ぶ気持ちはよーくわかる
両方が「様」だとすっごい遠い存在になっちゃいますよね。
でも、医師と看護師とは患者はもっと身近な存在でいたいと
思っていると思うんです。
信頼関係も欲しいから。
若紫さま
医者「患者様、今日はどうなさいました?」
患者「お医者様、どうにもココが痛くて・・・」
なんて、両方で「様」と呼び合ったらなんか妙ですよね(^^;
医師・看護師と患者が身近で信頼関係があるという理想を追い求めていくと、ふと「学校の保健室」が思い浮かびました
校内で怪我をしたり、急にお腹が痛くなったりして駆け込むと
「保健室の先生」はまずどうしたのか、どこが痛いのかを真剣に聞いてくれますよね。
生徒はココが辛いと訴える
↓
保健室の先生が手当をしてくれる
↓
保健室の先生は手当をしながら、学校生活についてそれとなく尋ねる
↓
生徒は手当を受けながらそれに答える
↓
保健室を出る頃の生徒は、体の痛みと一緒に「心の手当」まで受けられたようで癒されている
・・・と、まあこれは理想の話で、日本全国の学校という場の保健室全てがこうであるとは言い切れませんが、
これは、生徒が「弱者」の立場ではあるが、保健室の先生が生徒を「上から目線」で接しているのではありませんね。
・・・あーー、うまく言えない
ただ一つハッキリしているのは、保健室を訪れた生徒が「お客様」扱いされたら、明らかにおかしいでしょう!?
「弱者」と「それをいたわる」という立場の違いは明確でありながら、お互いに身近に感じられる存在・・・
それが医師・看護師と患者のあるべき姿なのかもしれません。
若紫さん、それはカイロプラクティックの「施術者」と「受療者」に於いても同じかもしれませんね(^^)v
患者「お医者様、どうにもココが痛くて・・・」
なんて、両方で「様」と呼び合ったらなんか妙ですよね(^^;
医師・看護師と患者が身近で信頼関係があるという理想を追い求めていくと、ふと「学校の保健室」が思い浮かびました
校内で怪我をしたり、急にお腹が痛くなったりして駆け込むと
「保健室の先生」はまずどうしたのか、どこが痛いのかを真剣に聞いてくれますよね。
生徒はココが辛いと訴える
↓
保健室の先生が手当をしてくれる
↓
保健室の先生は手当をしながら、学校生活についてそれとなく尋ねる
↓
生徒は手当を受けながらそれに答える
↓
保健室を出る頃の生徒は、体の痛みと一緒に「心の手当」まで受けられたようで癒されている
・・・と、まあこれは理想の話で、日本全国の学校という場の保健室全てがこうであるとは言い切れませんが、
これは、生徒が「弱者」の立場ではあるが、保健室の先生が生徒を「上から目線」で接しているのではありませんね。
・・・あーー、うまく言えない
ただ一つハッキリしているのは、保健室を訪れた生徒が「お客様」扱いされたら、明らかにおかしいでしょう!?
「弱者」と「それをいたわる」という立場の違いは明確でありながら、お互いに身近に感じられる存在・・・
それが医師・看護師と患者のあるべき姿なのかもしれません。
若紫さん、それはカイロプラクティックの「施術者」と「受療者」に於いても同じかもしれませんね(^^)v

